最近は半導体に関連する話題が増えています。
台湾大手のTSMCや韓国大手のサムスン電子が日本に工場を建設予定となっており、アメリカのエヌビディアなど海外勢の名前をよく聞くようになりました。その一方で日本の半導体企業はどうなのでしょうか。
日本の半導体企業の売上比率は、バブル期の頃は何と世界で50%もあり、世界の産業の中心となっていました。しかしながら年々売上比率は減り続け、2019年の時点では10%まで下落しています。
経済産業省の資料↓
20210603008-4.pdf (meti.go.jp)
これを知ると、日本の半導体企業は大丈夫だろうか?と思ってしまいます。しかしながら、半導体ができるまでの製造工程を見ると、各工程の中で日本企業が多くのシェアを取っている工程があることが分かります。
前工程の素材となる部分、シリコンウエハーの製造シェアを見ると、何と世界シェア1位と2位が日本企業であることが分かります。
1位 信越化学工業 世界シェア約33%
2位 SUMCO 世界シェア約20%
シリコンウエハ業界の世界市場シェアの分析 | deallab
日本企業2社でシリコンウエハー製造の市場シェアが50%を超えるのは驚きでした。日本企業の存在なしには世界の半導体の供給は追いつかないという事実を知り、まだまだ日本の技術力は高いと思いましたね。そんな半導体の製造工程に関連する日本企業について今後紹介していきたいと思います。
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