嫌われる勇気

嫌われる勇気を持て!というのは、自分には備わっていないものだと思います。

「嫌われる勇気」は、アドラー心理学を知るきっかけとなるベストセラー本で、哲学者と青年との会話のやり取りが対話形式で書かれています。


本書によるアドラー心理学のポイントは、

➀自己受容

②他者信頼

③他者貢献

になります。印象に残った哲人のお話は以下があります。

ⅰ 原因論でなく目的論で考える

引きこもりの子供について、一般論では過去に原因となるトラウマがあったんだという原因論で考えるが、アドラー心理学では原因論でなく目的論で考える。引きこもりにより外に出ないというのは、それにより親や周囲の人に心配させ、構ってもらいたいという目的・動機があり行っているという話がでてきます。

ⅱ 課題の分離

「私の課題」なのか「他人の課題」なのか区別し、「他人の課題」には干渉しないということが書かれています。他人の課題についてあれこれと心配したところで、最終的にそれを決定するのは他人であるので、他人の課題について悩むことは無意味であると書かれています。

ⅲ 勇気づけ

他人への貢献として、勇気づけが大事

ⅳ 縦の関係でなく横の関係

縦社会ではなく、他人は比較対象とせず、あくまでも比較するのは自分自身。他人とは横の関係であり、対等であるべき。比較対象としない。

私としても青年のセリフには共感する部分も多く理解できるのですが、哲人のセリフには??と頭の中にクエスチョンマークが沢山付きます。他人から承認されたいという承認欲求はありますもんね。しかしながら、アドラー心理学は注目を集めており、重要な考え方を示しているように思いました。

youtube等を通して、引き続きアドラー心理学の理解を深めていきたいと思います。

以下は続編の書籍です。嫌われる勇気とともに、幸せになる勇気も持つようにしたい。


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